阿倍野区の久保田医院は、お子様の健康のお悩みを相談頂けます。

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子どもの病気の知識

よくある質問

よくある質問

当院のよくある質問をまとめてみました。

question

風邪をひいているわけでもないのに、くしゃみ・鼻水・鼻づまりがでる。

answer

これは鼻炎の症状です。ハウスダストやダニ・カビ・花粉・ペットの毛などの物質が鼻の粘膜に侵入します。そこで、肥満細胞の表面で反応してヒスタミンという物質が出てきます。このヒスタミンがくしゃみ・鼻水・鼻づまりを引き起こすのです。

question

動脈硬化ってどんなことでしょうか?

answer

年齢と共に血管、特に動脈の壁が硬くなり、弾力性を失います。
例えると、ゴムホースは古くなると硬くなり、ひび割れを起こしますね。これに似ています。

question

熱中症とは何ですか。

answer

熱中症とは暑い環境下で生じる障害の総称です。一番暑い8月中旬頃より、梅雨時期から夏上旬にかけての方が起こりやすいです。それは暑さに対する体の慣れができていないためです。

question
38度の高熱が出てしまったのですが、インフルエンザにかかってしまったのでしょうか?

 

answer

近年、インフルエンザの検査は素早くかつ容易にできるようになり、15分ほどお待ち頂ければ検査結果をお知らせできるようになりました。診察で必要と思われる場合は検査致します。
※同検査は、発熱後、6時間以上経過した状態でないと、きちんと結果がでないことがあります。

question

次に診察を受けるときも、健康保険証は持っていったほうがいいのでしょうか?

answer

診察券見本再診の方は、当院で発行した診察券(右写真参照)だけをお持ち下さい。ただし、診療が月をまたいだ場合の月初めには、お手数ですが、再度、健康保険証もあわせてご持参下さいますよう、よろしくお願い致します。

question

体がだるい…というだけで、具体的にどこがどう悪いというわけではないのですが、内科で診てもらえるのでしょうか?

answer

当院の専門は、内科(糖尿病・内科一般)、小児科ですが、「何科に受診したらよいか分からない」といった場合もご来院下さい。プライマリケアとして診断させて頂きます。こちらで専門医による診断・治療が必要と判断したときは、提携医療機関ほかをご紹介させて頂きます。

question
禁煙治療ではどんなお薬を使うの?

 

answer

禁煙のための補助薬には、ニコチンパッチ(貼り薬)やニコチンガム(ガム)と、バレニクリン(飲み薬、商品名 チャンピックス)があります。これらの薬は、禁煙後の離脱症状をおさえ、禁煙を助けてくれます。
当院では、ニコチンを含まない飲み薬のバレニクリンをおすすめしています。ニコチンパッチやガムが、これら補助剤を使用しない自力での禁煙と比べて1.4~1.6倍効果があるといわれているのに対し、バレニクリンは3.2倍禁煙しやすいといわれています。

小児科のよくある質問

予防接種について
question
感染症は予防接種をするよりも、自然に感染した方がよいのではありませんか?

 

answer

答えはNoです。
昔はそのように言われていたこともありましたが、合併症や後遺症の出現率などを考えると、予防接種を受けるほうが安全です。お子様の身体への負担を考えても、予防接種は必ず受けるようにして下さい。
また、「男の子は風しんの予防接種は受けなくてもいいのですか?」と聞かれることがあります。おそらく、《先天性風疹症候群》を意識してのお問合せだと思います。妊婦が妊娠初期に風しんに感染した場合に、多発奇形の赤ちゃんが生まれることがあり、それを《先天性風疹症候群》と言います。そのために、特に女性は子供のうちに免疫をつけておく必要がありますが、《先天性風疹症候群》にかかわらず、風しんは男性にも感染します。また、自然感染をした場合の合併症を考えると、当然男性にも予防接種は必要です。
* H20年4月から予防接種法が変わると聞きましたが何が変わるのですか?
H20年4月1日から5年間の期限付きで、麻しんと風しんの定期予防接種対象者が、現在の第1期(1歳児)、第2期(小学校入学前年度の1年間にあたる児)に加え、第3期(中学1年生相当世代)、第4期(高校3年生相当世代)に拡大されます。

question

日本脳炎は本当にしなくていいの?

answer

日本脳炎ワクチンがADEM(急性散在性脊髄炎)を起こす確立が約100万回に1回であること、日本脳炎発症のリスクが数千から数万人に一人であることなどを理解しました。残念なことに、平成18年9月に熊本県で3歳の幼児が日本脳炎を発症しました。このことにより全国の小児科は日本脳炎予防接種の必要性を再認識しました。私は、日本脳炎予防接種を勧めます。

アレルギー、アトピー、喘息、花粉症について
question
子どもが喘息のようなのですが、アレルギーが原因なのでしょうか? 
answer

これだけの情報ではアレルギーとは判断できませんが、子どもの喘息の9割はアレルギー性のものと考えられ、疑いのある場合には、小児科でアレルギーを専門にしている医師に診てもらって下さい。
もし、アレルギーが原因である場合には、その原因によって環境整備など対処方法が異なります。
アレルギーの病気が、年齢と共に変わっていくことがあります。その様子がアレルギーが行進しているように変わっていくので、《アレルギー・マーチ》と呼ばれています。
例えば、乳児・幼児に、アトピー性皮膚炎の症状が出てきたとします。その後、小学校に上がる前に気管支喘息の症状が出て、さらに思春期が過ぎる頃に花粉症になる、というような様子です。
小児科でアトピー性皮膚炎や喘息の治療を早めにしっかりと行いたいのは、この《アレルギーのマーチ》をくい止めたいと思っているからでもあります。

また最近、保護者の方の中にはアレルギーと聞くと、テレビなどの情報番組を見て、極端な食餌制限をしたり、民間療法の中でも症状に対して不適切な方法を行って、更に悪化させているケースも見受けられます。喘息やアトピーを疑ったら自己判断せずに、専門医に診てもらい、必要であれば適切な治療を受けましょう。

question
かぜって、何ですか?
answer

「かぜ」は、鼻からのど、気管支にかけての粘膜の炎症によって起きる病気の総称です。くしゃみ・鼻水・鼻づまり・のどの痛み・咳・痰や、発熱・頭痛・全身倦怠感・食欲不振などの全身症状(時に、嘔吐や下痢などの胃腸症状)があります。
健康な人でも、1年に平均5~6回はかかるといわれ、その大半がウイルスによって引き起こされます。「かぜ」は誰でもよくかかるポピュラーな病気ですが、疲れているときや季節の変わり目、気候が不順なときは要注意です。
昔から、「かぜは万病の元」と言われるように、かぜをきっかけに、以前からもっていた慢性病の症状が悪化するケースもあります。また、抵抗力が低下しているために、他の病気にかかる場合もあります。早期に発見し適切な治療をすることが大切です。

question
どういう場合に、医者にかかったほうがいいですか?
answer

この問いについては判断の基準はありません。少なくとも電話などで話を聞く情報だけでは、正確なお答えはできません。心配なことがあれば、小児科医に診察をしてもらうことをおすすめします。
保護者の方の中には、「あまり大したことじゃなさそうなのに、医者に行ったら申し訳ないのでは?」というお気持ちがあるかもしれません。そんな遠慮は、無用です。保護者の方が心配なときは、医者にかかるタイミングだと思います。
小児科医は保護者の方の心配に応え、お子様を診て状態を判断し、治療法を選択することが仕事です。

question
熱の原因を教えて下さい
answer

熱の原因となる病気はいろいろあります。乳児期ではウイルス感染による風邪症状によるものがほとんどですが、細菌感染による肺炎や、更に重症な髄膜炎・敗血症まで様々な病気が原因になる事があります。診察をしてもとくに異常なところがなく、熱の原因がはっきりしないことがあります。そのときには、検査をする必要があるのかどうか、検査をするのであれば何の検査をするのか、検査をするタイミングはいつなのかが、小児科医の判断するポイントですが、私は必要最小限にして十分な検査を理想としています。

question
熱には抗生物質が効くと聞いたので、抗生物質をもらえませんか?
answer

熱の原因が細菌の感染によるもので、飲んだ抗生物質がその細菌に効くときには原因をなくすことができるので、結果として熱を下げることになります。
感染症の原因には大きく分けると、ウイルスによる感染と、細菌による感染があります。抗生物質とは、その細菌をやっつける薬のことを言います。また、細菌の種類によって効きめのある抗生物質は異なります。
ですから、熱があるときには必ず、抗生物質を処方するということではありません。

question
解熱剤(熱さまし)は、常備しておいたほうがいいのですか?
answer

熱はからだを守るための自然な反応で、解熱剤(熱さまし)は使わない方がよいと考える医師もいます。しかし、熱が高いと、保護者の方の不安は大きく、また食欲がなくなったり体力を消耗したりするなど、お子様にとってもつらいものですから、解熱剤(熱さまし)は上手に使えば有益なお薬です。
熱が何度以上だったら解熱剤(熱さまし)を使うかは、医師により指示がありますが、通常39℃以上のときに使うようにと言われることが多いです。ただ、熱の高さではなく、熱があることによって、食欲がない、ぐったりしてしまうなど、お子様の体力が消耗してしまうような場合に使うといいと考えています。
熱が高いと脳に障害を起こすのではないかと心配される方がいらっしゃいますが、髄膜炎や脳炎のように特殊な場合でなければ、そのこと自体で脳がおかされる心配はありません。
急な発熱の場合に、手もとに解熱剤(熱さまし)があれば安心されるでしょう。そして、心配なことがあれば、小児科医に診察をしてもらうことをおすすめします。
お子様の体温を測っているときは、体温記録票に記録をしてお持ち下さい。
体温の変化がわかると、体調の変化を医師に伝えやすくなります。

question
インフルエンザはどんな病気ですか?
answer

冬季に流行し、典型的な場合の症状は急激で、悪寒と38℃以上の高熱、頭痛に咳、鼻汁などの呼吸器疾患が出現します。潜伏期間は1~2日で、症状だけで他のかぜ症候群との区別はできません。

question
インフルエンザの予防接種は受けたほうがよいですか?
answer

インフルエンザにかかると小児では、肺炎、中耳炎、熱性けいれんや稀に、脳症、脳炎を引き起こすことがあります。ワクチンは発症を約50%防ぎ、重症化予防にも有効です。お子様への感染予防のためにも家族みんなで受けることをおすすめします。

question
インフルエンザはいつ受けたらよいですか?
answer

2回接種に該当する方は1回目と2回目の間隔を3~4週間あけて年内に完了するように受けて下さい。効果は約5ヶ月間続きます。今年は10月15日(木)から開始します。
接種方法は下の表をご覧下さい。

question
妊婦への接種は可能ですか?
answer

インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、胎児に悪影響を及ぼすとは考えられていません。しかし、妊娠初期は自然流産が起こりやすい時期であるので、この時期の接種は避けたほうが良いでしょう。妊娠2~3期がインフルエンザの流行期となる妊婦は、ワクチンの有益性を考慮して接種しましょう。詳しくは直接ご相談下さい。

question
授乳婦への接種は可能ですか?
answer

母乳中に移行するワクチン成分は極めて微量であり、乳児に悪影響を及ぼすとは考えられません。乳児の感染防御という意味においても授乳婦はワクチンをぜひ受けてほしいと思います。ご心配なことは直接ご相談下さい。