ホーム 予防接種 予防接種 予防接種の種類 麻疹・風疹(MRワクチン)の予防接種 (公費) 1回の接種で麻疹・風疹混合ワクチンを同時に接種することができます。麻疹は赤ちゃんが罹患すると約1週間ぐらい高熱が続いて重症化することもあります。風疹は子どもでは軽い病気ですが、年齢が高くなる程症状が重くなり、また妊婦さんがかかると赤ちゃんに奇形など大きな影響を及ぼすことがあります。1歳を過ぎたらなるべく早く接種しましょう。 初回接種は、1歳から2歳未満。 第2期は就学前、年長児 ▲このページのトップに戻る BCG 結核の予防接種 (公費) 令和5年2月より当院でも接種可能になりました。 赤ちゃんが結核にかかると容易に粟粒結核や結核性髄膜炎になり、命に関わったり、知恵遅れなどの後遺症を残すことがあります。BCGを受けて結核の予防をはかりましょう。接種時期は、生後5ヶ月から1歳誕生日前日までです。1歳を過ぎると公費による接種はできなくなります。生後3ヶ月になったお子様は、できるだけ早くBCG接種を受けて下さい。副反応は、腋窩リンパ節が腫れることがありますが、自然治癒しますので、ほとんど問題ありません。接種後、1~2ヶ月は接種部位がじゅくじゅくします。 ▲このページのトップに戻る 不活化ポリオの予防接種 (公費) ポリオ(小児麻痺)という病気は、日本ではもうほとんどみられなくなっています。しかし、海外では、まだ多い病気です。接種時期は生後3ヶ月から90ヶ月(7歳6ヶ月)ですが、生後18ヶ月までに受けるのが望ましいといわれています。平成24年9月から不活化ポリオワクチンの予防接種が公費でうけれるようになり、経口生ポリオワクチンの集団接種は廃止されました。 ▲このページのトップに戻る 不活化ポリオ、百日咳、ジフテリア、破傷風(四種混合)の予防接種 (公費) 平成24年11月からの従来の三種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンが加わった不活化ポリオ、百日咳、ジフテリア、破傷風の混合ワクチンです。百日咳、破傷風はおかあさんから免疫をもらわないため、赤ちゃんのかかる病気です。このため、接種時期は、生後3ヶ月を過ぎたらできるだけ早く受けるのが理想です。副反応は、局所反応(注射部位の発赤、腫脹)が最も多く、初回接種で約20%ほどです。全身的な副反応はほとんどありません。三種混合ワクチンは平成27年廃止されます。 第1期初回接種(3回受ける)は、生後 3~12ヶ月に完了するのが望ましい。その後、半年から1年半の間に1期追加接種(1回)をうけます。第2期接種は、DTとして11~12歳(小学校6年)で1回接種します。 ▲このページのトップに戻る 日本脳炎の予防接種 (公費) 乾燥細胞日本脳炎ワクチンが平成22年8月27日付の予防接種実施規則の改正により接種できるようになりました。対象年齢はこれに伴い、日本脳炎第1期未接種者(3歳~7歳半までは通常通り接種可能なので、7歳半を超えてしまった未接種者)は、第2期の期間(9歳~13歳未満)に第1期未接種分の接種が可能になります。▲特例措置対象者平成7年4月2日〜平成19年4月1日生まれの方に対象の特例措置です。20歳になるまでの間1期2期の接種を公費で実施できます。 初回免疫は、生後6~90ヶ月未満(標準として3歳頃~)で、6ヶ月以内で2回接種します。 追加免疫は、初回終了後、おおむね半年後生後90ヶ月未満に接種します。 9歳以上、13歳未満(標準として小学校4年生)の接種になります。副反応は、少なく、発熱は接種後2日以内に1%以下にみられます。注射局所の発赤、腫脹、及び痛みがみられることもありますが、心配ありません。 ▲このページのトップに戻る B型肝炎の予防接種 (公費) 生後2ヶ月~1歳までに3回接種 (1歳以上は自費となります)▲自費で接種の方 10歳以上 1回目¥4,800- 2回目¥4,300- 10歳未満 1回目¥3,800- 2回目¥3,300- お母さんが、HBs抗原陽性(B型肝炎ウイルスキャリアー)の時に接種します。生後2ヶ月、3ヶ月、5ヶ月と3回接種します。お母さんがキャリアーの場合だけ健康保険、保険診療となります。お母さんがキャリアー以外の家族の方は任意接種で自費になりますが、できれば乳幼児期の接種を受けておいた方が良いでしょう。希望者は、ご相談下さい。局所反応以外に副反応の報告は、ありません。 ▲このページのトップに戻る おたふくかぜの予防接種(自費) 1回目¥5,200- 2回目¥5,000-(税込) 任意接種ワクチンです。男の子が思春期におたふくかぜにかかると睾丸炎を併発して、将来に影響を及ぼすことがあります。また、無菌性髄膜炎を起こすこともあり、非常にまれではありますが、難聴になることもあります。小さいうちに(1歳を過ぎれば可)予防接種を受けておきましょう。二回接種をすれば、ほとんど終生免疫ができます。副反応としては、接種2~3週間後に一過性の耳下腺膨張や発熱が2~13%、接種2~4週間後に無菌性髄膜炎が数千例に1例ほど認められることがあります。 ▲このページのトップに戻る 水疱瘡(みずぼうそう)の予防接種 (公費)※h26.10月から公費になりました。1歳~3歳までに2回接種 自費の方 ¥6,700-(税込) 水痘は子どもがかかると軽くすむことも多いですが、中には重症化することもあり、治癒するまでに1週間以上かかります。跡が残ることもあり、できれば予防接種(1歳~3歳まで公費)を受けたほうが良いでしょう。健康小児、成人ではほとんど副反応はみられません。平成26年10月から公費対象となりました。 ▲このページのトップに戻る インフルエンザの予防接種 1回目¥3,300- 2回目¥2,800-(税込) ※公費助成対象者の方はその年によって異なります。チメロサールフリー 1回目¥3,500- 2回目¥3,000-(税込) 任意接種ワクチンです。インフルエンザワクチンの感染予防効果は、約80%で就学前の小児では、20~30%程度と言われています。したがって、ワクチン接種を受けた人であってもインフルエンザにかかることがあり、感染そのものを防ぐことは難しいと言われています。 インフルエンザワクチンの予防接種の効果は、1回目接種後、1~2週後に抗体が上昇し始め、2回目の接種後、約1ヶ月くらいでピークに達し、3~4ヶ月後には低下傾向を示します。従って、ワクチンの予防効果が期待できるのは、接種後2週から5ヶ月程度とされています。このため毎年接種することが必要です。 毎年大体10月頃から接種開始になります。季節性のあるワクチンですので前もって電話でご確認のうえ来院して下さい。副反応は、一般的に局所反応としての発赤、腫脹、硬結、疼痛などが認められていますが、特に注意する点としては、インフルエンザウイルスの増殖には、孵化卵を用いますので卵アレルギーの方は、接種前に皮内テストをして可能かどうかを判断します。 ▲このページのトップに戻る Hibワクチンの予防接種 (公費) 細菌性髄膜炎は小児では最も重篤な感染症として知られています。発症年齢は1~2歳児が最も多く4歳までの子どもが大部分をしめています。その中でもインフルエンザ菌b型による髄膜炎は全体の43.0%を占めています。5歳未満では年間500~600人ほどの子どもがこの病気に罹患し死亡したり、大きな後遺症を残したりしている恐ろしい病気です。このインフルエンザ菌b型による髄膜炎や喉頭蓋炎を予防するのがHibワクチンです。副反応はほとんどなく、安全性は高く、有効率はほぼ100%といわれています。 生後2ヶ月齢以上5歳未満、生後2ヶ月齢以上7ヶ月齢未満で接種することが標準的に勧められており、1期3回(初回免疫は3週間の間隔で)、1年後に追加免疫1回の計4回接種です。(初回免疫は3週間の間隔で) ただし、生後7ヶ月齢以上12ヶ月齢未満の場合は、初回免疫は2回で4~8週の間隔で、追加免疫は初回免疫後おおむね1年の間隔をおいて1回です。 接種開始年齢が1歳以上5歳未満の場合は通常1回のみの接種になります。 ▲このページのトップに戻る 肺炎球菌の予防接種(公費) 小児の感染症の中で肺炎球菌によって起こる疾患は多く、重篤なものとして細菌性髄膜炎や敗血症がよく知られています。細菌性髄膜炎の起炎菌としては、インフルエンザ菌b型が60%、肺炎球菌が30%で合わせて90%の細菌性髄膜炎が予防可能となります。この重篤な肺炎球菌感染症を予防するのが結合型肺炎球菌ワクチン(プレベナー)です。プレベナーは世界40カ国以上ですでに小児の定期接種として使われており、その安全性と有効性は広く認知されており、有効率は95%以上といわれています。 ○標準スケジュール生後2ヵ月から生後6ヵ月齢にて27日間以上の間隔で3回接種 3回目接種から60日間以上の間隔をおいて12~15ヵ月で1回接種 生後2ヵ月から接種可能です。 ○生後7ヵ月齢~1歳未満27日間以上の間隔をあけて2回接種 2回目接種から60日間以上の間隔をあけ、1歳以上になってから1回接種○生後1歳以上~2歳未満 2回接種:60日間以上の間隔をあけて2回接種○2歳以上~9歳以下 1回接種のみ 高齢者用肺炎球菌ワクチン (ニューモバックス) ※一部公費負担制度あり。 高齢者の肺炎のうち約4分の1が肺炎球菌という細菌が原因と言われています。高齢者用肺炎球菌ワクチンは肺炎球菌が原因の肺炎の発症や重症化を予防する効果が期待できます。対象年齢の方は一部助成制度があり(過去に一度も接種したことがない方のみ) 非課税の方はすべて公費で接種できます。対象年齢の方 ¥4,300-(税込) 非課税の方 無料(証明書必要)自費接種の方 ¥7,200-(税込) 子宮頸がんワクチン ※小学6年生から高校1年生まで公費 現在、日本では毎年1万5000人の女性が子宮頸がんと診断され、2500人が死亡しています。ヒトパピローマウイルス(HPV)は性活動で感染し子宮頸がんの原因の50%~70%とされています。子宮頸がんは予防することができる唯一のがんで、検診により70%が予防できるといわれています。令和5年4月よりシルガード9が公費接種適応になりました。 小学6年生から高校1年生まで公費接種対象年齢になります。サーバリックス(2価)とガーダシル(4価)シルガード9(9価)のワクチンがあり16型、18型の高リスク型HPVに予防効果があります。 接種に当たっては有効性とリスクを理解したうえ接種しましょう。 ※積極接種を控えていた期間のご年齢の方には、公費接種の経過措置があります。ご自身が対象者であるか、お住まいの保険福祉センターにてご確認下さい。 ▲このページのトップに戻る ロタウイルスワクチン (ロタテック) 公費※令和2年8月1日以降産まれたお子様で10月1日より接種開始される方より公費となりました。 生後6週間から32週までに3回経口内服します。ロタウイルス胃腸炎は乳幼児期にかかりやすい急性の胃腸炎です。感染力が非常に強く、手洗いや消毒をしっかりしても感染予防が難しい感染症の一つです。感染すると下痢・吐き気・発熱・腹痛が主な症状です。ロタウイルス自体に効く薬はなく重症化すると脱水症状やけいれん・腎不全・脳炎などを合併することもあります。出生日を0として42日以後の接種となりなす。初回接種は出生14週6日後までに接種しましょう。 ▲このページのトップに戻る