ホーム 生活習慣病 生活習慣病 生活習慣病とは? 今やすっかり定着してきた「生活習慣病」という言葉。もともとは、「成人病」と言われていたことはご存知の方も多いはずです。その名の通り、体の負担になるような生活習慣を続けることによって、引き起こされる病気の総称です。以前は、成人がかかりやすかったのですが、食生活や生活習慣の変化によって、病気の低年齢化が進み、今や子供でもかかるほど。これらの生活習慣病は、初期段階では自覚症状が出にくいものもあり、気がつかずに放っておくと心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こし、死につながることもあります。 ▲このページのトップに戻る 生活習慣病の種類 食品に含まれる糖質は、消化・分解されてブドウ糖となり、体や脳が活動するためのエネルギー源として使われます。ブドウ糖は腸で吸収されて肝臓へと運ばれ、血液に含まれて体のすみずみに届けられます。この血液中のブドウ糖が増えすぎて、尿に糖が出る病気が糖尿病です。糖尿病で怖いのは、さまざまな合併症が全身にあらわれることです。中には生命の危険を脅かす病気もあります。厚生労働省が実施した、平成9年の糖尿病実態調査によると、「糖尿病が強く疑われる人」は690万人にも上り、40歳以上になると5人に1人が糖尿病といわれ、今後、さらに増えることが予想されています。 ▲このページのトップに戻る 肥満症や高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満といいます)が原因であることがわかってきました。 このように、内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を『メタボリックシンドローム』といい、治療の対象として考えられるようになってきました。 多くの生活習慣病が、『メタボリックシンドローム』から始まります。 ▲このページのトップに戻る 痛風発作の原因は尿酸という物質です。尿酸はどんな人のからだの中にも一定量あって、血液などの体液に溶けて循環し、尿の中に濾し取られて捨てられます。ところが、食生活や飲酒などの原因で血液中の尿酸の濃度が上昇して飽和濃度を越え、からだの中に蓄積してきます。さらに、痛風の患者様では心筋梗塞や、脳血管障害などの生命を脅かす成人病を合併する割合も高いのです。 痛風発作の激痛は「尿酸が体に溜まっているよ、治療が必要だよ」という神様の警告と考えるべきでしょう。 ▲このページのトップに戻る 血圧というものは、体中にはりめぐらされた血管の内壁に血流によってかかる圧力のことです。高血圧・低血圧と表現しますがこの場合、内壁にかかる圧力が大きいと高血圧、小さいと低血圧だと言います。高血圧が長期間続くと、内壁が厚くなり、弾力性を失います。結果傷付きやすくなり血栓やコレステロールが溜まりやすくなり、動脈硬化が引き起こされます。また血圧の上昇による血液の排出量も増加し、心臓にも大きな負担がかかります。 ▲このページのトップに戻る 脂質異常症(高脂血症)とは、血液中の脂質であるコレステロールや中性脂肪等が通常より多い状態です。メタボリックシンドロームの代表的な疾患と呼んでもよいでしょう。動脈硬化をはじめ、心筋梗塞、脳梗塞、狭心症等の合併症を引き起こしやすくなります。