そもそも発熱が起きる原因は、体内に侵入した病原体の毒素が元となり、そこから身体が発熱物質を作ることにあります。それにより体温が上がり発熱の症状となります。
体温が上がると体内では白血球などの防衛機能の働きが高まり病原体を排除していきます。
つまり病原体は自らの毒素で引き起こした熱によって倒されてしまうのです。
さらに白血球の仲間にはリンパ球というものがあります。このリンパ球の働きは一度倒した病原体を記憶し、次に同じ病原体に出会った際にすぐにその病原体を排除する働きをしています。
これが一般的に言われる「免疫」というものです。
ですから子供の発熱は、免疫を増やしていく意味でとても重要な体験といえるでしょう。